ヒートマップ…?なんじゃそりゃ、と思う方もいるかも知れません。
ヒートマップとは、自分のブログで読者がいったいどんな行動をしたのか可視化して見えるツールなんです。
PVで数は分かっても、その人の行動ってわからないですよね。でもヒートマップを使うと
こんな事が分かってしまうのです。すごい、全部知りたかったこと…!
ヒートマップを使って、記事を改善してみたので方法をまとめました。
結論から言うと、熟読率が5%▶20%にあがり、商品リンクがちゃんとクリックされるところまでいきました。
ヒートマップを使って見えてきたこと
ヒートマップでわかったことは以下のとおり。
最初から最後まで記事をよんでくれている~♪なんて甘い幻想。
まず、目次のクリック率は高め。
はじめに興味ある部分に飛んでみて、書いてあることに納得できたら他の部分も読まれる、という感じです。
なので目次は、ちゃんと意識して作りましょう!
良くSEO対策などでありがちな、検索単語を全部見出しにいれるというやつ。
あれも読者からしたら、違和感があるので、絶対見出しに検索単語を全部入れる!というのはやめて、あくまでも自然な見出しを作らないとダメでしょう。
例えば、「プライベートジム」というキーワードを狙っているとします。
こういう目次はなんだか違和感があるので、本文に行かずに初見で離脱される可能性あります。
SEOのことしか考えてない感じ。記事を読みに来るのはあくまでもひとりの人間。
もうちょっと自然に、キーワードのことばかり考えずに、自然な目次をつくる必要があります。
写真について。
これも素材サイトの写真ではなくオリジナルな写真に興味がとまっていました。
写真の上手い下手はあまり関係ないみたい。
オリジナルな写真を入れられる場合、積極的に入れたほうが良いと思います。
さらに、太字や、見出しだけ読んで意味が通じる作りになっている記事は強いです。
基本的に流し読みされていくので、大事なところは太字にしましょう。
記事装飾は、必要最低限でいいです。
記事のどこが悪いのかみつける
ヒートマップを使うと、読者の動きが分かります。
まずは、記事のどこが悪いのかを見つけていきます!
途中で興味ないことが書いてあって離脱
はじめに、左端の熟読率のエリアを見ていきます。熟読率とは、時間をかけて読まれているかのエリアの指標です。
ここが、全然読まれていなくて、かつ、下にスクロールもされていなければ
・読者の興味ないことが書いてあって離脱された
可能性が高いです。
「あれ~なんかこの記事、ほしいことが書いていないな、ほかを探そう」
とおもわれたのかも。
書いてあることがわかりづらくて離脱
逆に、熟読されているのに、その後急激にスクロールされなくなり離脱されていることもあります。
その場合は
・書いてあることがわかりにくくて止まってしまった
可能性が大。
そのコンテンツに分かりにくい説明が多かったり、数字がやたら並んでいたりしませんか?
自分が語りたいだけのコンテンツになっている可能性もあります。
検索意図と違っていて最初しか読まれなかった
記事の最初だけ見られて、すぐ離脱されているパターンです😭
明らかに検索意図と違うな、と思われたばあいですね。
Google検索などで入ってきた読者が多い場合は、タイトルと冒頭文の内容があっているのか確認しましょう。
もしかして、タイトルが誇張されすぎてて、「釣りじゃん」と思われたのかも…
これがSNSなどの流入で、タイトルがあまり関係なさそうな場合は、
- サムネイルの写真が悪い
- 冒頭文がいまいち分かりにくい
- 読者のメリットが書いていないから、本文まで読まれなかった
などが考えられます。
タイトルと本文のギャップがありすぎて離脱
記事の半分くらいで、離脱されはじめるパターンです。
タイトルと導入部分ではおそらく興味を引けて、読まれていたのですが
本文とのギャップがあって離脱された可能性があります。
離脱された部分のコンテンツは必要ないのかもしれません。
もっと不要な箇所をコンパクトにしてまとめたり、場所を変えるなど工夫する必要があります。
目的のリンクをおされて離脱【大成功】
さいごに、離脱されている箇所でクリックが多い場合。
そのクリック先が目的のリンクだったら、【大成功】ですね!
もしも誤クリックだったら、修正が必要です。
リンク用の文章がわかりにくいのかもしれないし、画像が紛らわしかったりするのかもしれません。
ヒートマップをみて改善するためにやったこと
わたしの場合、はじめてのときは、記事全体の熟読率は5%くらいでした~😭
読まれていない箇所・スクロールされてほとんど飛ばされている箇所
があったので、そこのコンテンツは不要と判断。
がっつり見出しごと削除しました。
内容は1文くらいに簡潔にまとめて、その上の本文のなかに紛れ込ませた…!
さらに、下の方で読まれているコンテンツがあったので、上の方に持ってきました。
すると、2週間くらいしたら…熟読率が20%前後に上がりました(^^)
この記事は、後半にしか商品リンクがないものだったので、最後まで読まれないと致命的なんですよね…
だからといって、前半にリンクおいても、ほとんど踏まれることもないし。
悪い原因になっている箇所が突き止められたのはほんとにヒートマップのおかげですね~!
他にも使える改善点はあります。
- 読まれているコンテンツをさらに増やしてみる
- 図解など、わかりやすいイラストを付けてみる
- 読まれていたH3を、H2に格上げする
などなど。
こうやって、不要なコンテンツを見極めて、読者が求めている記事に寄せていくことができます。
熟読率UP|狙ったリンクを確認してもらえた
狙ったリンクが踏まれたときは、「超~~うれしい~~~」
複数リンクがあったとしても、どのリンクが押されたのかわかるので、改善に役立ちますよ。
例えば、バナーは踏まれないけど、テキストリンクは踏まれている、など。
こういうのってクリック測定のために、URLにIDを振分けないとわからなかったりするのでありがたいです。
ヒートマップを使ったほうがいい記事はレビューページ
全部のページをヒートマップで調べる必要はないかなと思います。
ヒートマップを導入したほういいのは、
そこそこPVがあるのに全然売れないレビューページとか良いと思いますよ~!
1週間に100PVもあれば、ちゃんとデータ取れるはず。
ヒートマップは各項目が「%」で表示されるので最低100PVはデータがほしいなというのが理由です。
2週間あれば200PV分のデータが取れますしね(^^)あまりにもPVが少ない記事だと、正しくデータが取れてないから効果がわからないと思うんですよね。
自分では、どこがダメなのかわからないけど、なぜか売れない記事とかも、
ヒートマップをみたら理由がわかってしまうことも。
わたしも、今回の改善で、ごっそり消した部分って
「この点は詳しく書いておいたら、きっと喜んでもらえる」って思ってた箇所だったんですよね…😭
わかったときはガックシきましたけど、いまではスッキリした気持ちです。
使用したヒートマップについて
今回使用したヒートマップはミエルカヒートマップです。
URL1本なら無料アカウントでも、ずっとヒートマップを見ることができますし、はじめの10日間は有料機能も使えます…!
その後は、特になにもしなければ無料アカウントのままです。
有料機能は複数URLの登録が可能で、サーチコンソールも読み込んで、よりアクセスを集めやすいキーワードの提案もしてくれます。
はじめの10日間に、複数URL登録して、色々見比べてみるのもいいですね。
実はUser Heatも使用していたことがあるのですが、有料版にしないと下が切れて見れないんですね。ヒートマップ自体はプロや企業も使うツールなので、基本的にはどこも有料です。
User Heatはサイトのドメインを登録して、全ページのヒートマップを見れます…!ですが無料アカウントでは下半分が切れちゃいます。
わたしは、どうしてもヒートマップで調べたいURLが1本でしたので、ミエルカヒートマップに変えました。
ミエルカさんは、無料アカウントを発行したあとに、ヒートマップの見方をフォローメールで教えてくれましたし、基本的な活用方法を分かりやすくおしえてくれるのが良かったです!
- 姓名
- メールアドレス
- 電話番号
- 企業名
が無料アカウント発行に必要ですが、電話がかかってきたりはしません。
もし有料プランにすすんで、自分のサイトへのアドバイスなどほしいときは、中の人と連絡取れるから良いと思います。教えてもらえますから。
あとアカウント発行するだけで【ヒートマップを用いたページ改善ノウハウを無料で見れる】ので、それを見るだけでも価値があるなあって思いました。
記事を改善したいひとはヒートマップを導入してみると、いろんなものが見えてきて面白いですよ。
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