今日は人間には生まれつきの認知のクセがあるよっていう本を読んで納得したので紹介します。
そもそも、頭がいいってどういうことだと思いますか?
他人にやり方や手順を教えるのが上手、立体的な設計がデキる、作曲ができる、人を納得させる資料作りが上手い、実物をみただけで組み立て方が分かってしまう…
実は頭のよさは6パターンに分けられます。
自分より秀でた能力の人をみてどうして自分はできないんだろうと落ち込むのは早いです。他人の頭のよさ、は自分とは違った頭のよさなのかもしれませんよ。
こんな疑問を持つ人はこの本を読んで、「あ、なるほど」と気づきを得られると思います。
- どうしてあの人はひどい方向音痴なんだろう?
- どうして図で書いて説明されると分かるのに口頭で説明されるとわからないんだろう?
- どうして悩まずに文が書ける人と書けない人がいるんだろう?
6種類の認知特性とは
認知特性ってなに?という疑問に答えます。
認知特性とは、神経心理学の分野ではよく使われる言葉です。ひと言でいうと、「外界からの情報を頭の中で理解したり、整理したり、記憶したり、表現したりする方法」です。
人はそれぞれものごとを理解するときに、クセ、があって自分の得意なパターンで処理するそうなのです。
「いまいちよくわからん」ですよね~~
次から説明します!
認知特性は大きく3つに分けられます。
- 視覚優位者
- 言語優位者
- 聴覚優位者
そしてそれぞれ2つの特性にわかれます。
- 視覚優位者 写真のように2次元で思考するタイプ
- 視覚優位者 空間や時間軸を使って3次元で思考するタイプ
- 言語優位者 文字や文章を映像化してから思考するタイプ
- 言語優位者 文字や文章を図式化してから思考するタイプ
- 聴覚優位者 文字や文章を耳から入れる音として情報処理するタイプ
- 聴覚優位者 音色や音階といった、音楽的イメージを脳に入力するタイプ
この特徴が生まれつき違うらしく、まったく同じ体験をしても全然感じ方や捉え方が違うそう。面白いですね!
すでに自分はあれが苦手だ…というのがあるわ、なんとなく分かった~
テストをしてみた
本書にある35項目の質問に答えていくと自分の認知タイプがわかるようになっています!
最終的に点数を計算するタイプだったので自力でスプレッドシートで計算しました。
いや~めんどくさかったけど、知りたかったからがんばって入力した
面倒な方はこちら>>エクセルダウンロードで特性が調べられるサイトもありました
聴覚優位が低く
視覚優位が一番高くでました。
めちゃめちゃ納得ですね。なにか考えるときに立体的なイメージを自然と思い浮かべますし、地図を見たら脳内で3Dになってインプットされるしあまり道も迷わない、車の運転も得意、アクションゲームが得意です。
また視覚優位の3次元映像型だと、人の顔を覚えるのが得意だそうです。なぜなら人の顔は立体だから!あと私が美脚が好きでこだわりがあるのも立体だからかも知れません…フォルムにときめきますからね。
逆に
- 聴覚優位者 文字や文章を耳から入れる音として情報処理するタイプ
はなんのこっちゃわからないくらい全然理解できません。
わたしは電話がとっても苦手なのですが
電話がムリすぎて仕事やめたことがあります
なにを言ってるか悪気なくわからない時があるんです。
途中で脳みそがフリーズして止まっちゃう感じ。これも視覚情報がないからだとわかりました。あと聴覚情報を保持するワーキングメモリも低そうだな…電話が苦手って人いますよね、気を落とさないで行きましょう♫
生まれつきらしいです。
こういったことも、自分と逆の認知特性を持つ人からみたら
「なんであの人はこんなこともできないの?すぐに忘れるし!」とか思われそうですよね。
人には生まれつきのクセがあるとわかればそういった摩擦も減りそうです。
私の場合は、方向音痴の人が理解できないのですが、同じ視覚優位でも写真タイプの認知だと、
「見たことはあるのは分かるけど、道が次にどこに繋がるのかがさっぱりわからない」そうです。そういうことか、と納得しました。面白すぎる!
苦手より得意をのばしていこう、とくに子供は
認知特性によって、向いている職業もことなりますよね。
わたしは今頃気づいても時すでに遅しという感じなのですが、お子さんがいる方はとってもいい本だと思います。
この本をかいた本田真美さんは小児科医なんです。子供向けのアドバイスもたくさん載っています。
ぜひ得意なことに気づいて伸ばしていってあげてほしいです。
わたしはというと、現在ブログを書いているのに言語能力はとくに高くないということが判明したのですが、ブログは作家とは違うので大丈夫です。
まとめ
いいたいことは、人それぞれ得手不得手があるのは当たり前。得意なことはむりせずできるけど、苦手なことは(脳の回路的にも)できない、ということです。
それぞれの特性ごとにあった職業や快適な環境についても触れられているので、気になった方は本を読んでみてください。
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